出版元些子法社相 業種別による会社家相術

些子法社相

まえがき　より
「家相術」というと、一般的には「気学」による家相のことだ、と思われているようです。では、その「気学」による家相の扱い方はどんなものかといえば、無知な人間が多かった昔そのままに、家屋のどこの”張り”が良い、どこの”欠け”が悪い、といった学理的にも常識的にもなんの根拠もない、迷信のたぐいなのです。

いったい、家屋のある一角が張り出していたり、欠け込んでいたりすることが、住む人の運勢の良し悪しを決定するなどと、まじめに考えられるでしょうか。知性が曇っていない人ならば、そんなバカバカしいことは絶対にありえない、と一笑に付すはずです。

ところが、このごろ、こうした愚説を個人の住宅の家相どころか企業の会社相にまで持ち込んで、人をまどわせている気学家を見うけます。まったく、その害たるや甚だしいものがある、といわざるおえません。

ひとつの会社に勤務する社員の数は少なくとも五人以上、大きい企業になれば何千人にものぼります。そして、その社員たちの大多数がそれぞれ何人かの家族の生計を支えているのですから、会社が誤った社相を採用したために害が生じたならば、その結果どれほど多くの人が路頭に迷うことになるか、考えただけでもゾッとするではありませんか。

本書には、運命学最高の法則といわれる「奇門遁甲」のなかでも最もすばらしい「些子法」による、真実の社相が説かれています。

風水の「些子法」は、これまで世に発表されたことのないもので、使えば、その的中率の高さ（ほぼ１００％）に驚かされます。これこそ、会社の相をみるのに安心して頼れる、すばらしい法則なのです

■著者名：佐藤六龍
■出版元：香草社
■刊行年：昭和59年、函付
■サイズ：A5判、上製、317頁